« 【三橋貴明メルマガより】民主党は世間知らずの集まり(記事スクラップ) | トップページ | 「日本国民生活の崩壊」を目論むTPP詐欺師・古賀茂明 »

三橋貴明メルマガ:東北を「実験場」にするな:2011年12月21日(記事スクラップ)

★★東北被災地の復興が、
「惨事便乗型資本主義」という
ショック・ドクトリンに利用されようとしています。

被災地復興とは本来、
住民の方に元の生業に戻っていただくことで、
「資本主義の実験」をやることではないと三橋は考えます。

ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」という書籍が
ベストセラーになっています。

ショック・ドクトリンとは、
惨事便乗型資本主義のことで、
戦争やクーデター、内乱や大規模自然災害といった
ショックを「活用」し、普段はやりにくい外資導入や民営化、
規制緩和、民間資本導入を実現するという手法です。

例えば、外資系企業が「ある国」の海岸に
大規模リゾート・プロジェクトを実現しようとした場合、
すでに海岸に住んでいる人たちが「邪魔」なのです。

自分たちが住んでいる場所に、
いきなり「大規模リゾートを開発するから、立ち退け」と言われ、
「はい、わかりました」などと言う人はあまりいないでしょう。

そこで、自然災害などで海岸の町が壊滅した時期を
「ビジネス・チャンス」として捉え、
一気に大規模プロジェクトを実現しようとするわけです。

現実に、
2004年のスマトラ島沖地震・インド洋大津波の時には、
これを好機と捉えた大資本家の手で
被災地に大リゾートが造成されました。

今回の東日本大震災の復興関連法案の中にも、
東北被災地を「特区」とし、外資導入や民間資本導入、
規制緩和などが盛り込まれた「復興特区法」が成立しました。

復興とは、被災地の方々に
「元の生業」に戻って頂くことです。

無論、海岸に住む場合は防潮堤を建設するなど、
「それまでよりも安全」にするために
政府が投資をする必要がありますが、
いずれにせよ復興とは
「大規模資本の実験」でも何でもないのです。

上記の「ショック・ドクトリン」は、
ミルトン・フリードマンをはじめとする
新自由主義者により提唱され、
チリやスリランカなど、様々な国々で実施されてきました。

無論、ショック・ドクトリンにより
国民経済が健全な形に成長するのであれば構わないのですが、
現実には中産階級を痛めつけ、
国内の格差を拡大させるという結末を招いています。

興味深いことに、ショック・ドクトリンは
「民主主義国」では実施しにくいのです。

民主主義とは「国民」「有権者」の主権の束を持つ政治家が、
「国民」「有権者」のために政治を実施するというスタイルです。

そのため、ショック・ドクトリン的な事業は
「民主主義」の壁に阻まれ、
遅々として進まないケースが少なくありません。

とはいえ、
アメリカやイギリスなどの民主主義国においても、
ジリジリとではありますがショック・ドクトリン的な政策
(規制緩和、民営化、社会支出削減)が行われ、
国内の格差拡大という結果を招いてしまっています。

米英以上に「遅々としたペース」ではありますが、
日本も例外ではありません。

以前、現在の日本は「政治不在」であると書きましたが、
これは「国民」や「有権者」の望み通りに
政治を行う政治家が少なくなってきたという意味でもあります。

政治が不在になれば、
上記のショック・ドクトリン的な手法が、
民意を無視して実施されかねないわけです。

わたくしたち日本国民は、
今こそ「主権」「国益」「民主主義」、
そして「政治主導」について
見つめ直さなければならないと考えています。

|

« 【三橋貴明メルマガより】民主党は世間知らずの集まり(記事スクラップ) | トップページ | 「日本国民生活の崩壊」を目論むTPP詐欺師・古賀茂明 »

ハゲタカ新自由主義者たち」カテゴリの記事

反日政党・反日政治家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1155934/43742497

この記事へのトラックバック一覧です: 三橋貴明メルマガ:東北を「実験場」にするな:2011年12月21日(記事スクラップ):

« 【三橋貴明メルマガより】民主党は世間知らずの集まり(記事スクラップ) | トップページ | 「日本国民生活の崩壊」を目論むTPP詐欺師・古賀茂明 »